がん告知から1年半たち

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1年半ぶりの検査(がん告知前後と同様のもの)を受けてきた。

 

検査結果が判る前日の日記から。

5月某日

先週末、検査を受けてきた。

がんの摘出手術をしたそこそこ大きな病院。

前回行った時は入口に消毒アルコールが「自由にお使い下さい」という風体で置いてあり、発熱等、身体の異常の有無が自己申告だったのが、

今回はアルコール容器を手に持った人が立っていて、遠隔で体温を測る機械の前に誘導する人もいてと、病院は緊張感が増していた。

確かここも数ヶ月前に院内感染がおきたんだ…と思い出すも、今はどこでおきてもおかしくない。自衛あるのみ。

 

1日がかりの検査の帰りはへとへとだった。とりあえずラッシュ時の前に地下鉄に乗れてホッとした。

(緊急事態宣言中&医療崩壊していても人通りは多く気が抜けない)

 ーーー

気が付けば明日、検査結果を知らされる訳で、怖くないとい言えば嘘になる。

 

クリニックに行く道中では

「再検査は今月中にとお願いしよう」

と医療費の事ばかり気にしていた。

 

名前を呼ばれ診察室に入るなり主治医が明るい声で

「ええもん見せてもらった」

と言う。

 

転移なし。ずっと不調の胃腸も異常なし。

そして遠隔転移したところにも薬がばっちり効いていた。

 

点滴を打っている間、娘にLINEで報告。

「よかった」が繰り返し送信されて来る。

娘にいい結果を報告出来るのが何より嬉しい。

 

次にお金。助かった。再検査…放射線照射…オペ…色々覚悟していたから。

 

新型コロナのおかげで己のがんに向き合う事をちゃんと出来なかった一年半。

食生活の改善とか、健康的な暮らしとか考える余裕は無かった。

 

病人には辛い1年半だった。

主治医に

「絶対、感染したらアカン」

と言われて、部屋にこもり心身共に良くない生活をしていた人は私だけじゃないだろう。

 

和歌山市で6月下旬にも“基礎疾患ある16歳~64歳の人”にワクチン優先接種開始

news.yahoo.co.jp

 

和歌山県民が羨ましい

 

photo : EOS kiss X9 2021年5月某日 若い葉がまぶしい

 

私のこと

梅雨入りにエアコンが故障

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部屋のエアコンが壊れた。

入居した時から部屋にある備え付けのもので、初めて見た時「古…。大丈夫⁈」と思ったけれど、代々の住人の手入れが行き届いていたからだろう。

おかげで越してきてからの3年間、快適な暮らしが出来た。

 

管理会社に連絡すると。

「すぐに取り換える」と言われ、驚いた。

管理会社の人が確認しに来たり、業者さんが修理可能か見に来たり

…という過程を経ないといけないんだろうな~と憂鬱な気分でいただけに。

まぁ管理会社はエアコンの古さを把握してるし。修理するにしても部品が無いだろうこれ。

本来ならまだ過ごしいい季節のはずなのに、梅雨入りして週間天気予報見るとしばらくずっと雨らしいので気をきかしてくれたのかもね。

 

ご存じコロナ感染に怯える私は、家に家族以外の人間を入れる事への抵抗が大きい。

調子に乗って管理会社の人に自分が病人(身体の方)である事を話してしまう。

「2時間くらいで済むからその間、もうひとつの部屋に避難しておいて大丈夫ですよ」と言われる。

色々と感謝です。

 

取付にはタイガースの選手出演CMでおなじみの某家電屋さんから来るらしい。

さて、プラズマクラスターだろうか?霧ヶ峰だろうか?

ダイキンもしかする?

ちょっとだけガチャ気分。(退屈なんだな)

 

photo : EOS kiss X9 2021年5月某日 オガタマノキの花。沈丁花みたいな強い香り(モクレン科とのこと)

 

私について

 

不織布マスクと消毒用アルコール

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昨日は口内から食道が気持ち悪く、今日は少しましになったが身体が怠い。

ほぼ週一で抗がん剤を打っている訳だけど、常に同じ副作用に悩まされている訳でなく、打った翌日に悩まされる症状、3日後のに悩まされる症状、5日後に悩まされる症状は違う。

ただ足の痺れだけが周期関係なく徐々に酷くなっている

私のがんには今の抗がん剤が効いているらしいので打ち続けるしかない。

主治医は始め今ほどの効果を期待していなかったみたいで、私の“体力・気力、そして運”を褒めて?くれた。

 

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病院の帰りに必ず自宅から一番近いコンビニに寄ってしまう。

うなぎの寝床のような狭い店内はいつも混んでいて、感染者と隣り合う可能性もあるのに。

(普段の買物はネットスーパー。買い忘れたものは娘が学校帰りに買ってきてくれる)

 

最後にコンビ二以外の「お店」に行ったのはいつだったかと日記を調べたら、昨年の8月だった。

 

昨年8月20日の日記より

(キャン★ドゥは)家からは徒歩5分の場所にある。

昼間といえ人通りの多い場所なので躊躇していた事と せっかく娘が私を感染させないよう窮屈な生活をしているのに、私がウロウロして感染リスクを上げてしまってどうすんねん…って事で足が遠のいていた。

ハイリスク群は医療現場がひっぱくしないようただ自衛に努めるしかないのだよ。心の健康を保ちつつね。

 

で、先日、いつもの通り病院の帰りにコンビニに寄ったのだけど、マスクコーナーにお馴染みのメーカーの商品が勢ぞろいしていて驚いた。

愛用していたメーカーのもちゃんとある。

ちなみに何も知らない私は、定期的にシャープから届くマスクを使い続けている。

そもそも愛用していたマスクが普通にコンビニで買えるようになっているのに気付かなかったのは、娘が自分用にはドラッグストアで安いマスクを箱買いしていたからで…節約してたのね…と鈍い母は悲しくなった。

昨年8月27日の日記より

シャープのマスクに当選した。 応募したのはいつだったろう?

シャープは一度、応募すると次回以降も抽選対象になるそうで気長に待っていた。

手作りの布マスク、素敵だけど、スパコンがはじき出した結果を見てこれからも不織布マスクを使おうと思った。わずかな差といえど。

とはいえ、ちょっと穴場(というか人の出入りの少ない?)のコンビニに行けば、先日、書いたようにコロナ前に1軍で使っていた日本製のマスクをゲットできるようになった。 

 

“コロナ前に1軍で使っていた”マスクをゲットできるようになった、と書いてあるけれど、これは病院内のコンビニ等で運が良ければ…という感じだったかな?

 

 

そしてそして、消毒用アルコール。これも5日ほど前、コロナ前に愛用していたものが、ネットで適正な価格で売られているのを知った。

 

昨年夏から代替品として日本の酒造会社が製造した手指洗浄用で高濃度のものを使っていた。

貧乏人にはとても辛いお値段だけれど、、安心には変えられなかったので、作ってくれた酒造会社には感謝している。

 

昨年8月14日の日記より

夜、いつも利用しているネットショップで“アルコール度数高い” “手・指消毒用” “国産”の消毒用アルコールを発見

 

今は来週の検査に付けて行きたいマスクを探している最中。

「ノンワイヤー」で「不織布」で「ズレにくい」もの。あるだろうか?

 

追記・不織布マスクの曲げて鼻固定するところ“安物以外は金属を使っていない”と聞き、家にあるマスクをチェックしてみたらポリオレフィンという樹脂製でした。これMRIでも大丈夫なんちゃう?

 

photo : EOS kiss X9 2021年5月某日 あじさいの蕾?はまだ固く

 

私について

ワクチンを待つ

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先日、久しぶりに散歩目的で外に出た。

恐らくこの半年間、通院以外の外出はしていない。

 

筋肉が落ちこの冬はとても寒かった。

周りから散歩をすすめられても

「ワクチンを打ったら行きまくるよ。それまでは…万が一感染したら後悔するから」

と頑なに外へ出なかった。

 

ワクチン、こんなに待たされるとは思いもしなかった。

 

そんなこんなしているうちに、鬱の波が益々、私を思考停止させ、抗がん剤の副作用である足のしびれも酷くなった。

 

しかし歩かないと身体は弱る一方なのだ。

 

先日こんな記事を読んだばかり。

news.yahoo.co.jp

あと、娘が血液検査の結果を見て

「ここの数値が高齢者レベルや」

と心配しだしたので(娘の専攻は医療系)

変異株が猛威を振るうこんな時に…という感じではあるが、私は遂に散歩のための外出をした。

 

 

がん患者のベッドが新型コロナ患者のベッドに変わる病院は増えるばかり。

せめてハイリスク群の入院患者にワクチンを優先接種してあげて欲しい。

 

大阪国際がんセンター 新型コロナ重症患者受け入れへ

www3.nhk.or.jp

阪大病院は母ががん手術をした病院。

 

 大阪大学病院 ICUをコロナ患者専用に 脳死臓器移植手術に影響 | NHKニュース

www3.nhk.or.jp

 

 

私が通う小さなクリニックも発熱外来にコロナ疑いの患者さんが来る。

絶対に感染させてはいけない患者が居るので、看護師さん達の負担も半端ない。 

 

最後に

がん患者はワクチン接種後の副反応が軽い⁉という不思議なデータがあるらしい。

news.yahoo.co.jp

 

明日は抗がん剤の日。緊張の1日。

ワクチン接種まで感染せず生き延びたい

 

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ここ1年、頭がぼんやりして思うように言葉が出ない。ここで思いを吐き出しながらリハビリしたいと思う。

 

photo : EOS kiss X9 2021年5月某日 石畳と木漏れ日

私について

不安

前回の検査から1年以上経つので先日、検査をお願いしたのだけど

いざ予約した日が近づいてくると不安になってきた。

毎週、抗がん剤を打ちに行くのとはまた違う不安が頭をよぎる。

造影剤を打った後、前回同様、気分が悪くなるだろう。その状態で長時間待たされる。

その間、感染に留意した行動が出来るだろうか

…という不安。そして

転移が見つかってまた放射線とか高額な治療が必要だと言われたらどうしよう

…という事。

 

精神状態は良くない。

ずっと心にどんより黒い雲が覆い被さっている。

1週間前まで面白いと思えていた事に何も感じない。

すべき事(家事)を思いつくとしばし固まって焦燥感が限界に達するまで待ってしまう。

 

週末、緊急事態宣言発令される

昨年の4月。第一波の時のこと

遂に感染者が1000人を超えた大阪。

 

これは昨年の4月、緊急事態宣言中の大阪地下鉄某駅コンコースをスマホで撮った写真。ショッピングモールやデパートが近く、午前10時頃でも通常なら人通りの多い場所だ。

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 昨日、通院で同じ場所を歩いたのだけど、人が多すぎて撮る勇気が出なかった。

「こいつ『人めっちゃ多い』ってSNSで呟こうとしてんな」

って思われるの恥ずかしかったし。(図星)

 

以下、画像を撮った2020年4月中に書いた日記の一部を添付します。

感染者数だけを単純に比べるつもりは無く、でも変異株が猛威をふるっている今、より深刻にとらえないといけないと思う。

 

2020年4月4日の日記より

ゆうべ娘と長く会話をして落ち着いたはずなのに、変わらず寝つきは悪かった。テレビをつける。あれをさけてチャンネルをザッピングする。とにかく芸人さんが賑やかに話している番組をつけておく。

手術の事やお金の事など不安の種はたくさんある。それらの不安をより大きくしているのはあれだ。

 

医療崩壊するかもしれない国、外に出るなという自治体の長、マスクする人々、経済不安を訴えるニュース媒体…

 

そして引っ越し以来大好きだった窓から見えるこの町は、様子がすっかり変わってしまった。

人通りや車通りの少なさ、明かりの消えたビルを見るだけで気持ちが滅入っていた時期。

 

2020年4月8日の日記より

娘はアルバイトを辞めようか悩んでいた。私への家庭内感染を恐れての事だ。

そんな時に緊急事態宣言がきっかけでバイト先の飲食店が休業した。
シフトを入れていた分のお給料は6割支給されるとの事。

本当に有難い。

 私ががん患者でなければ、娘はバイトを続けていただろう。バイトが好きで、大学がしんどい時の良い気分転換になっていた。娘には本当に申し訳なく思う。

 

2020年4月10日の日記より

「収束に一年」って済生会中津病院の医師が言ってた。

がんの治療が後回しされる事への不安。恨んではいけない。もっとちゃんと生きてて不条理な思いをしてる人はたくさんいる。

1ヶ月後はどうなっているだろう。医療崩壊が起きない事を祈るのみ。ワクチンや特効薬は?いずれ感染するとしたら私はいつの時点で?そして娘は?心配は尽きない。

 

時間を有効に使える人が羨ましい。オペまでもう2週間もないのが信じられない

終息に1年は甘かった。

あと、私の手術は2か月先に延びた。

術前化学療法で免疫が想定以上に落ちていた事が原因なのだけど、後日、主治医から「新型コロナ禍じゃなければ出来た」と伝えられた。

 

2020年4月12日の日記より

面白いテレビを観ていたので、久しぶりに晩御飯を手抜きする。娘がめちゃ喜んでいた。

 

今日の大阪のコロナ

2020/4/11 19:59 陽性70人

府サイト 9日
陽性92人(+49)累計616人
陰性(退院者)1人(-1)累計116人
検査実施417人(+55)累計6187人

 

軽症者の自宅療養が始まった。家族内感染が増えるだろう。
早く宿泊施設の準備をして欲しい。

尚、(1)高齢者(2)基礎疾患がある(3)妊婦などは自宅療養の対象外だそう。

数字を見る事で冷静になれるかと思った時期

 

2020年4月13日の日記より

ネットスーパー、配達の時間を押さえるのが大変。夜中、誰かがキャンセルして明日から数日間の食糧の調達が出来た。ラッキー

 

スマホゲームに熱中して片づけや特別な家事もせず。心穏やかな日。

晩御飯中に実写版シンデレラを観る。

雨なのに肌寒かった。

 

今日の大阪のコロナ

2020/4/12 22:00 陽性45人

府サイト 10日
陽性80人(-12)累計696人
検査実施449人(+32)累計6646人

陰性退院が判らず記録せず。

 

陽性軽症者の宿泊施設への移動はまだ耳に入っておらず。

知事が軽症者の療養にホテルを用意したとマスコミ発表した直後だった。

ネットスーパーには今もお世話になっている。今は極端に不足したりする食材も無く、大体希望の時間を予約できる。

アプリが徐々に使いやすくなっているので、スーパー側が人を増やしたりアップデートした事もあるのだろうけど、今はあの時ほど人々はステイホームしていないんだろうな。

いつになったら笑えるのだろう

抗がん剤打ちに行くのが憂鬱で仕方ない。

 

クリニックには1年ちょっと前から通っている。

 

最初の半年間は、がん(しかもステージ4)と告知され劇薬を身体に注入されているにもかかわらず、帰りスタバに寄って読書したりショッピングビルをうろついたり、今と違ってのんきなものだった。

 

若い頃から自分も親みたいにいつかがんになるな、最期はがんで死ぬかもな、となんとなく思っていたので告知された時は全く驚かなかった。

 

昔は気になるところがあると検診を受けたし、がん保険にも入っていた。

 

しかし過去10年の間に、精神疾患を患ったり、色々な事が重なって生活が困窮した事などで、保険は解約し調子が悪くても自分を誤魔化して病院へ行かなかった。

 

精神状態は悪化している。

精神科の先生とはもう数か月、対面でゆっくり話していない。

 

 

いや。書きたい事はそんな事じゃなくて…話を元にもどす。

 

大阪の地下鉄に乗ってクリニックへ行きたくない。

 

ここのところの感染者の増え方は変異株が猛威を振るっているからではないか?

 

抗がん剤をうちに行く道すがら最近、気になっている事がある。

 

あの、いつもバス停の近くで談笑していたホームレスの方々はお元気だろうか。

 地下でビッグイシューを売っていたおじさんも元気だろうか?

 

皆、どこへいったんだろう?

 

弱い人から倒れていく。

 

 家の無い人から。

 部屋がひとつだけの家に住む家族から。

 仕事を選べない者から。

 

そんな事を考えまた悲しくなる。