明日は投票日という事もあり、昨日より声高に、色々な政党、候補者の選挙カーから「最期のお願い」が聞こえてくる。
大通りに面したボロマンションに住んでいると「うるさいな」と思う事も多いが、始めは騒音だったそれが熱意を持って話す人間の声になり、やがて言葉として頭に入って来る事もある。
お昼寝の赤ちゃんや、夜勤明けで就寝中の住民には気の毒だが、やっぱり必要なんだよなと思った土曜日の午後でした。
娘がうまれて初めての選挙は彼女が1才半の時で、夫婦交代で娘を抱き投票した事を何故かはっきりと覚えている。
私は結婚するまで、家族と投票に行った事がない。
それでも20才になり、選挙毎に投票所へちゃんと行っていたのは、滅多に帰って来ない「優しいサヨク」だった父への思慕と母親への反発からだったように思う。
(父が東京の大学に居られなくなり故郷に帰ってきた理由を、母からは『学生運動のせい』と聞き、祖母からは『ヤ●ザの恋人をかくまって東京に居られなくなった』と聞いている。島田雅彦氏のあの本は読んでないけどタイトル借りました)
当たり前だが、いい歳になってからはちゃんと自分の頭で考えて投票してますので安心して下さい(誰に?
そういう事もあり、私は
1. 娘には投票に行く姿を見せ続ける
2. ただし思想や支持政党を押し付けないようにする
という事にこだわり、元夫とも約束していた。
2はとても難しいのは判っている。
私としては、元夫はある国の悪口をよく口にする人だったので、それを封じる為でもあった。
私は子ども時代、親の受け売りで「○○人は嫌い」と言うクラスメイトを見てきたので、娘には先入観を与えたくなかった。
色々ありつつ、娘も成人して久しい。
それなりに自分の頭で考える事の出来る人になったと思う。
私の影響?…はあるだろう。
しかし、そういうのは社会経験を積めば、徐々に薄れていくものだと思う。
ルーツにはなるんだろうけど。
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先日はたぶんこのブログ史上、最も多いアクセス数だったと思います。Twitterで引用RTして下さったわっとさん、ありがとうございました。
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