最近の娘は忙しい。家に居る時も忙しい。
試験勉強と実習のレポートとかで。
頭が高速回転モードの時の娘にはなるべくタッチしない。
早口は苦手である。
ケンカになれば私は頭がパニックになる。
そういう時、彼女は「ママはふざけている」「真面目に聞いてない」ように感じると以前聞いた。
なので「ママが早口を追えないだけ」という事を伝えた。以後、彼女はケンカしてしばらく経つと必ず謝ってくるようになった。
幼稚な親でこちらこそすまん。
〜〜〜
勤めに出なくなって数年がたつ。
月一で会っていた友人との飲み会での話題の中心は仕事の話だったけれど、それは失業してからも変わらず、楽しかった。
私は。
酒の力を借りて私相手に日頃のストレスを発散してくれれば、と思っていた。
私の頭が年々鈍くなってきている主な原因は、ひきこもり生活にあると思う。
1年半前、がんの手術を終え家に戻った時、娘が
「5年くらい前のママに戻ったみたい!」
と嬉しそうにしていた。
看護師さん、実習中の看護学生さん、理学療法士さん、その他、病院の皆さんのおかげだ。
コロナで面会禁止の上に個室だったけれど、2時間もほっとかれずに誰かと話ができた。
一週間足らずの間、家族以外の人と少しの緊張感を持ちおしゃべりする生活を送っただけで、人間の脳ってそんなに活性化するものなのか、と驚いた。
(軽躁だった可能性もある。私はちょっとした環境の変化で躁転しやすい)
あと、娘と私の知能指数は20以上離れている。
WAIS検査してもらった先の医師に
「世間では知能指数が20以上離れていると会話が成立しないと言われてますよね?」
と問うと「そんな事ないわよ」とフフと笑われてしまった。
他人と話す娘は明らかに淀みなくハキハキと早口で話している。
一方で私と話す時は(私にとり)普通だ。
最近は、朝早くから大学、家ではほぼ机に向かい、週末は塾講のバイト…と、忙しさのあまり私の前で娘、バグり早口が出る。
笑顔でもビビる私。
娘は同級生に(自分が思う自分より)愚鈍に見られていると言う。
こういうズレを本人が常日頃感じていたらしんどいだろう。
(環境要因だったら申し訳ない…)
「気にするな」というと「気にしてない」と苦笑い。
昭和女の私なんか「利用しちゃえ」って思っちゃうけど。(おい
photo : EOS kiss X9 2019年12月某日 大阪城公園内。夕陽に燃える空を一心不乱に撮っていると「見て。この夕焼け有名やねんな。めちゃ綺麗やし」と若い男女が後を通り過ぎた