今日は化学療法の日だった。
主治医から、かかりつけ患者複数人、新型コロナに感染していると聞き驚く。(クラスターではない)
先生は腕が良く、多くのかかりつけ患者がいるとはいえ、ここはがん専門のクリニックである。(そして前回書いたように高齢の患者が多い)
ケモ室が空いているのはそのせい?(新型コロナが陽性になるとしばらく抗がん剤治療を受けられないらしい)
かなり高齢のかかりつけ患者にも接種券がまだ届かないと訴える人がおり、アラフィフの私に届くのはまだ先かも…と言われた。
診察室からケモ室へ行く際「先生も気をつけて下さい」と言ったら「そや。わしがダウンしたらあかんやろ…」と。
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今日読んだ記事。
私の母は熱心なエホバの証人です。その母が大量下血し,輸血をすればすぐに助かるがしなければ数時間で絶命するという状況に自分自身が直面したことがありました。その時の状況を正確に公表することが自分の責務ではないかとずっと悩んできましたが,今回,その時の詳細を書いてみようと思います。
— 弁護士田中広太郎(スペイン語通訳) (@LawyerTanaka) 2022年1月31日
余命こそ宣告されていないとはいえ末期がんの私は
残された日々を充実したものにしたい、娘が独り立ちする様を見届けたい、というという気持ちでいる。
その一方で、主治医や娘が言うように、私を長く生きながらえさせてくれる薬が出来るのを待ってもいる。
ちなみに信心している宗教はない。
田中弁護士のお母様は
「死とは,ただ短期間眠るだけのことで,次に目が覚めたときには今ある姿そのままで,愛する友人知人に迎えられ,元の生活(元の生活よりも,より良い生活)ができると本気で信じています。
これは…
私が家族との生活を望み、病を治したいと願う、その気持ちと同じじゃない?
そして田中弁護士の思いも
“彼女の生活・価値観・友人関係,つまり彼女の幸せと不幸せは全て「エホバの証人の世界」の中で構築されていました。この時点で母はすでに70代半ばで(略)圧倒的な喪失感の中で生きさせるということは私にはできない / “『第1 序論』” https://t.co/2oCi6LDUmL
— ar50mama💉💉 (@ar50mama) 2022年2月1日
理解できた。
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今日はケモ室で爆睡した。
途中、看護師さんが
「◯◯さーん、これしよか」
と声をかけ起こしてくれる。
保冷剤入りの手拭いで手のひらを挟んで、ヒモでとても丁寧に結んでくれる。
抗がん剤の副作用、末梢神経の痺れ防止のためである。
寝ぼけながら「ありがとうございます」と言う、この時が私は好きだ。
娘「なんで」
私「誰かが自分を大事に扱ってくれる。それが心地いいから」
娘「…ママ可哀想、、」
めちゃ同情される。
(気持ち悪くてごめんなさい)