刈り込まれ裸ん坊だったあじさい。
もっさりと葉を茂らせ、つぼみをつけていた
(EOS kiss X9 2022.5)
体調ばかり気にしていたけど、気分の波が少し落ちてるんだわ、という事に気づいたGW明け。
良薬に恵まれても、躁うつ自体が治る訳じゃなく、これからもうまく波乗りしていかなアカンわけで。
あと、2週間程前に私を悩ませた、そわそわ。勝手に薬の量を調節する事で対処していたんだけど、ちゃんと主治医にそれでよいと許可を頂いた。
「どうも抗がん剤を打った直後〜数日が要注意のようです」と言うと「うん。身体が弱るし、そういう事が考えられますね」と言われた。
※
きっかけは何だったのか忘れたけれど、ふと“双極性障害デー”というのがゴッホの誕生日(3月30日)に定められているのが気になった。
昔、映画や伝記で知った有名なエピソードに加えて、より詳細を知りたくて、PCでWikipediaの“フィンセント・ファン・ゴッホ”のページを開く。
……長い。そして辛い。
激しすぎて辛すぎるので、最後まで読めなかった。共感性の強すぎる人にはお勧め出来ない。
ちゃんと読み切れなかったのだけど、病因の欄に躁うつ病(双極性障害)が無いのだけは確認済み。
(双極性障害デー大丈夫か?)
私はゴッホが好きだ。
昼がとても昼らしく、夜はとてもロマンチックだから。
そんな事もあり、娘を初めて連れて行った展覧会はゴッホ展だった。しかし展示会場が薄暗すぎたせいもあり、娘は終始、不安定で落ち着きなく「少し早かった?」とも思った。
(ちなみに次に一緒に観たシャガール展では、解説を読み切るまで帰れまてん!をされるハメに)
他方、アントナン・アルトーは、1947年に小冊子『ファン・ゴッホ――社会が自殺させし者』を発表し、ファン・ゴッホが命を捨てたのは彼自身の狂気の発作のせいではないとした上で、ガシェ医師がゴッホに加えた圧迫、テオが兄のもとを訪れようとしなかったこと、ペロン医師の無能力、ガシェ医師がファン・ゴッホ自傷後に手術をしなかったこと、そしてファン・ゴッホを死に追いやった社会全体を告発している
ここを読み「そうか、そうなんか」とゴッホの誕生日を精神障害(を考える)デーにした意味を勝手に推理してみたりもした。
そんな一日でした