私と仕事

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果物は甘く、ケーキは甘さ控え目で最高だった。ロウソクの数いつも適当だな!

(iPhone7 2022.6)

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父方の一番上の伯母は、祖父が亡き後も、祖父の遺した仕事を継いで、亡くなる直前まで仕事を続けた人。

その伯母が愛用していた湯呑みに書かれていた言葉が“福澤心訓”である。

一、世の中で一番楽しく立派な事は、一生涯を貫く仕事を持つという事です。

一、世の中で一番みじめな事は、人間として教養のない事です。

一、世の中で一番さびしい事は、する仕事のない事です。

一、世の中で一番みにくい事は、他人の生活をうらやむ事です。

一、世の中で一番尊い事は、人の為に奉仕して決して恩にきせない事です。

一、世の中で一番美しい事は、全ての物に愛情を持つ事です。

一、世の中で一番悲しい事は、うそをつく事です。

福澤心訓 - Wikipedia

これ、実際は福澤諭吉の名言では無く、作者不明の偽作らしいのだけど、伯母がそれを知っていたのかどうかは判らない。

 

無口で厳しい人だったので、私は子どもの頃から伯母が怖く、あまり自分から話しかける事は無かった。ただ、この心訓が刺さっていたのは確かだったんじゃないかな(作者が偽諭吉と気付いていたとしても)と想像している。

 

すでに大人になっていた私は、祖母の家でこの湯呑みを見るたびに説教をされている感じがして居心地が悪かった。

ところがそれに反発するどころか、私はこの心訓湯呑みを見る度に、仕事が長続きしない自分を恥じた。

(だから仕事に関するところだけめちゃ覚えているのだ)

 

双極性障害が悪化してドクターストップがかかってもからも「仕事をしなきゃ」ともがき、どうせ続かないであろう会社でパート務めを始めると張り切りすぎて調子を崩した事も。

大人になった娘から「仕事をしていない自分はダメな人間だと思う必要は無い」と言われ、主治医は「躁転してもハローワークにだけは行かんとってや」と苦笑いした。

 

数年前に心理テストをうけようとしたのも「仕事をしたい」という気持ちの発露だった。

ADHDのお薬でサクサクと仕事が出来るようになった人の話を聞き、下心?が芽生えたのだ。

 

今も、がんの化学療法を受けながら仕事をしている人の話を聞くと「え⁈凄い」と反応してしまう。皮肉にも福沢心訓の“人の生活を羨む”をやっちまっているのかもしれない。

 

しかし今の私は、働きたくても働けない立場の人間であるから、そういう自分にも価値があるのだと、社会の一員なのだと、いう意識の方が必要なのかもしれない。

諦めではなく前向きに。

 

追記)心論、4つだけしか引用してませんでした!5、6番目良いのになあ…。やっぱりガチで仕事に関するとこしか覚えて無いんだわ^_^;